平成17年,崇城大学(旧熊本工業大学)に,薬学部が誕生し,今年4月には5回目の新入生136名を迎えることができました.
 第1期生(4年制課程)は,今年3月に卒業し,第94回薬剤師国家試験を受験し,全国2位,西日本1位の好成績をあげることができました.また,第1期生には4年制課程の特徴である幅広い職域に対応できる能力の付与を目的とした教育を行ってきましたが,その甲斐あって22名が大学院へ進学しました.
 平成18年度からは,学校教育法の改正(平成16年5月21日公布)に伴い,6年制課程の薬学教育へ移行しました.6年制課程の教育は,「日本薬学会モデル・コアカリキュラム」に従って実施され,4年修了前に共用試験が予定されています.すなわち,知識の評価にはCBT (Computer Based Test) を、 技能・態度の評価にはOSCE (Objective Structured Clinical Examination: 客観的臨床能力試験)が実施されます.それらの試験に合格すると,「実務実習モデル・コアカリキュラム」に従って6ヶ月間の長期実務実習を実施します.実務実習は,学内のモデル病院薬局および保険薬局,次いで学外の病院と薬局で行います.5,6年次には,さらに卒業論文のための実習もあり,先端的研究にふれる機会を設けています.
 本学では,第2期生は6年制課程の4年生になりました.今年末の共用試験に向けて日夜勉学に励んでいます.
 現在,6年制薬学教育の目標である「地域医療に貢献できる新世代の薬剤師」養成のための実務実習教育研究システムの整備および大学院博士課程設置のための準備を行っているところです.

                                      薬学部長 國枝 武久