げのむトーク(執筆 森 正敬 先生)

はじめに:「げのむトーク」について

熊本に、熊本シニアネット(KSN)という組織があります。インターネットやパソコンを利用して、高齢者の生きがいを創り、コミュニケーションの場を提供する目的で、10年ほど前に設立された組織です。会員は延べ、約1400人で、現在は5-600人くらいと思われます。50代以上のシニアはもちろん、10代,20代の青年までを含め、老若男女がメーリングやパソコン教室や、地域ごとのサロン活動や種々のサークル活動を通して、日々交流しています。 私は本年2月に入会し、「げのむ」というハンドルネームで活動に参加しています。会員の希望もあり、「げのむトーク」と称して、健康や栄養や病気やくすりなどに関する話を、思いつくままに、かみくだいて紹介しています。第6回からは、父親と娘の問答形式にしました。大学に入学したばかりの学生をイメージして書いてみました。 一部の学生や教員から読んでみたいという声があり、また学生に読んでほしいという希望もあり、原野一誠先生のご協力をいただき、HPに掲載していただきました。小さいネットのメーリングという気安さもあって、興味のおもむくままに書いてしまったし、間違っているところも多いと思います。お気づきのところはお教えいただけるとうれしいです。 この「トークシリーズ」が、学生の知的好奇心を少しでも刺激してくれればいいなと思います。また、教員にとっては、授業のヒントになるかもしれないと、ひそかに期待しています。

2009年10月
分子遺伝学研究室  森 正敬


暫定版としてPDFファイルとしてまとめました.

第1回〜第10回 げのむトーク(1-10)
1.食塩と血圧のはなし
2.コレステロール(1)
3.コレステロール(2)
4.高コレステロール血症とくすり
5.花粉症はなぜおこる?
6.お腹ぽっこりは何故悪い?
7.コラーゲン物語(1)
8.コラーゲン物語(2)
9.コラーゲンとビタミンCの意外な関係
10.活性酸素とビタミンC

第11回〜第20回 げのむトーク(11-20)
11.エスキモーの人は野菜も果物も食べないのに大丈夫?!
12.犬や猫は草食べないのに、ビタミンCはどうなってるの?
13.♂と♀の由来は知ってますか?
13a ビタミンB1が欠乏すると脚気になる
14.ビタミンB1が欠乏するとなぜ脚気になるの?
15.ビタミンB2は黄色いビタミン
16.高血圧はどれくらいこわい?ーー数字のマジック
17.うんこは健康のバロメーター
18.原尿の量はなんとふろ一杯分!
19.夜はあまりトイレに行かないのはなぜ?
20.腎臓の病気

第21回〜第30回 げのむトーク(21-30)
21 ヒトが数十年生きられるのは「分子部品」の交換のおかげ?
22.ブタインフルエンザがなぜヒトに感染するの?
23.ワクチンについて
24.炎症ってなに?
25.アスピリンと非ステロイド系抗炎症薬
26.ステロイド系抗炎症薬とステロイドホルモン
27.ステロイド剤はもろ刃の剣
28 保湿クリームに尿素が入っているのはなぜ?
29.尿素合成が障害されると「高アンモニア血症」になる
30.窒素の捨て方は動物によっていろいろ

第31回〜第40回 げのむトーク(31-40)
31.鳥の尿はなぜ固体?
32.痛風はどんな病気?
33.痛風はなぜ痛い?
34.うめぼしやレモンはなぜアルカリ性食品?
35.イヌやネコは痛風にならない
36.個体発生は系統発生を繰り返す
37.ビタミンB6はアミノ酸代謝に欠かせない
38.ペラグラという皮膚病はナイアシンの欠乏で起こる
39.タンパク質の「質」を評価する
40.妊娠中のビオチンのサプリはご用心!

第41回〜第50回 げのむトーク(41-50)
41 葉酸が欠乏すると貧血になる
42 ビタミンB12はばら色。欠乏すると悪性貧血になる
43 ビタミンAは眼の働きに大切
44 ビタミンDは骨や歯の健康に大切
45 シイタケを干すとビタミンDが増える
46 骨粗しょう症(1)
47 骨粗しょう症(2)
48 ビタミンEは抗酸化作用を持ち、老化を予防する
49 ビタミンKは血液凝固と骨の健康に大切
50 ビタミンKと納豆とワルファリン

第51回〜第60回 げのむトーク(51-60)
51 止血のしくみ:血小板と血液凝固因子の働き
52 「血液サラサラ・ドロドロ」ってなに?
53 アスピリンは血液サラサラにもドロドロにも働く
54 線溶:血栓を溶かすしくみ
55 血友病はどんな病気?
56 血友病はなぜ男性に多い?
57 三毛猫はオスかメスか?
58 血友病が世界史を変えた!
59 ニコライ2世のDNA鑑定と大津事件
60 染色体上のテロメアが老化に関係する

第61回〜第70回 
61 ヒトの性はどうして決まるか?(61)
62 今年のノーベル化学賞の「リボソーム」は抗生物質の標的(62)
63 リノール酸とαリノレン酸は必須脂肪酸(63)
64 EPAやDHAってなに?(64)
65 EPAやDHAは体によいか?(65)
66 食物繊維とは(66)
67 食物繊維をしっかりとろう(67)
68 鉄は赤血球を作るのに欠かせない(68)
69 素焼の茶色と青磁の青色は鉄の色(69)
70 赤血球の働き(70)

第71回〜第80回 
71 エリスロポエチン:スポーツ選手が高地トレーニングをする理由(71)
72 タバコはどれくらい怖いか? (72)
73 受動喫煙で毎年1万人が死んでいる!(73)
74 タバコはなぜやめられないか (74)
75 喫煙の権利はあるか (75)
76 タバコはどうすればやめられるか (76)
77 ABO血液型はどうして決まる? (77)
78 血液型はなぜ輸血で問題になるのか? (78)
79 血液型と性格は関係があるか ? (79)
80 ヒトの祖先はA型だったらしい (80)

第81回〜第88回 
81 Rh血液型不適合妊娠とは? (81)
82 お酒に強い弱いはどうして決まる? (82)
83 酒に強い人はアルコール依存症になりやすい (83)
84 お酒に弱い遺伝子は2〜3万年前に生じた (84)
85 妊娠中のお酒は我慢してね (85)
86 アルコールと薬の相互作用に気を付けて (86)
87 耳垢の遺伝 (87)
88 耳垢と腋臭の不思議な関係 (88)
89 「メタボ」ってなに? (89)
90 メタボと生活習慣病はどう違うか?(90)

第91回〜第100回 
91 糖尿病(1):血糖はなぜ大切か?(91)
92 糖尿病(2):インスリンはスーパーマン (92)
93 糖尿病(3):1型糖尿病と2型糖尿病(93)
94 糖尿病(4):予防が肝心(94)
95 糖尿病(5):高血糖を放っておくとどうなる?(95)
96 糖尿病(6):薬はいろいろあるけれど(96)
97 がん(1):がんとは? (97)
98 がん(2):がんは遺伝子病だが遺伝病ではない (98)
99 がん(3):がんはなぜ年齢とともに増えるのか? (99)
100 がん(4):複数ヒット説 (100)

第101回〜110回
101 がん(5)発がんイニシエーターと発がんプロモーター (101)
102 がん(6)がん細胞は正常細胞とどうちがうか? (102)
103 がん(7)がん遺伝子はアクセル踏み込んで戻らない (103)
104 がん(8)がん抑制遺伝子は車のブレーキ (104)
105 がん(9)p53遺伝子はゲノムの守護神(105)
106 がん(10)遺伝性のがん (106)
107 がん(11)ウイルスと発がん (107)
108 がん(12)肝炎ウイルスと肝がん (108)
109 がん(13)ヒトパピローマウイルスと子宮頸がん (109)
110 がん(14)ヒトT細胞好性ウイルスと成人T細胞白血病 (110)

第111回〜120回
111 がん(15)ピロリ菌と胃がん (111)
112 がん(16)ピロリ菌の検査と除菌 (112)
113 がん(17)がんの予防はまず禁煙 (113)
114 がん(18)食生活とがん (114)
115 がん(19)食塩・野菜・アルコール (115)
116 がん(20)ウイルス・細菌・ホルモン・環境汚染 (116)
117 がん(21)がんと免疫 (117)
118 がん(22)がん予防のまとめ (118)
119 がん(23)がん治療の3本柱 (119)
120 がん(24)手術療法 (120)

第121回〜130回
121 がん(25)放射線療法 (121)
122 がん(26)薬物療法(化学療法) (122)
123 がん(27)抗がん薬の主な標的はDNA(123)
124 がん(28)抗がん薬で治るがん、治らないがん(124)
125 がん(29)抗がん薬は細胞毒! (125)
126 がん(30)化学療法を受けないという選択もある (126)
127 がん(31)分子標的抗がん薬は夢の薬か? (127)
128 がん(32)免疫療法 (128)
129 免疫(1)免疫とは?(自然免疫と獲得免疫) (129)
130 免疫(2)自然免疫 (130)

第131回〜140回
131 免疫(3)好中球による細菌の殺し方 (131)
132 免疫(4)自然免疫から獲得免疫へ (132)
133 免疫(5)抗体と血清療法 (133)
134 免疫(6)抗体の種類・新生児免疫・粘膜免疫・アレルギー (134)
135 免疫(7)はしかに二度かからないのはなぜ? (135)
136 免疫(8)無数の敵に対して抗体が出来る仕組み (136)
137 免疫(9)ウイルス感染細胞と細胞内寄生細菌は細胞性免疫の標的 (137)
138 免疫(10)エイズは免疫細胞の破壊により発症する (138)
139 免疫(11)エイズの検査・治療・歴史 (139)
140 免疫(12)自己免疫病と膠原病 (140)

第141回〜150回
141 免疫(13)関節リウマチ (141)
142 免疫(14)関節リウマチの治療 (142)
143 免疫(15)全身性エリテマトーデス(SLE)(143)
144 免疫(16)バセドウ病は甲状腺の自己免疫病 (144)
145 免疫(17)橋本病も甲状腺の自己免疫病 (145)
146 免疫(18)多発性硬化症とジャクリーヌ・デュ・プレ(146)
147 免疫(19)重症筋無力症は神経筋接合部の病気 (147)
148 免疫(20)自己免疫性溶血性貧血には自己抗体と補体が関与する (148)
149 免疫(21)特発性血小板減少性紫斑病 (149)
150 免疫(22)1型糖尿病は膵臓の自己免疫病 (150)